新公立病院改革プランとは
1.公立病院改革プランとは
公立病院は、地域住民の安心安全な生活の基盤の一つとして重要な役割を果たしていますが、多くの公立病院において経営状況の悪化や医師不足等のため診療体制の維持が厳しい状況になっています。
この状況に対し平成19年12月に総務省は「公立病院改革ガイドライン」を定め、全国の公立病院に改革プランの策定を要請しました。この後、経常収支黒字病院数が約3割から約5割に改善するなど一定の成果は見られましたが、依然として医療をとりまく状況は厳しく、経営不振の病院も少なからず存在し、また、人口減少や少子高齢化の急速な進展により今後、医療需要の形が大きく変化することが見込まれるため、さらなる改革に向け総務省は、平成27年3月に「新公立病院改革ガイドライン」を定め、平成28年度中を期限とする『新公立病院改革プラン』の策定を公立病院設置自治体へ要請しました。
2.新公立病院改革プランに盛り込む4つの視点
- 経営の効率化
- 再編・ネットワーク化
- 経営形態の見直し
- 地域医療構想を踏まえた役割の明確化